チョイス そこが知りたい 睡眠時無呼吸

12月2日のNHK「チョイス」は『そこが知りたい 睡眠時無呼吸』と題して、睡眠時無呼吸症候群について。

アメリカの調査では、睡眠時無呼吸症候群と診断された人は、交通事故を起こす割合が健康な人の7倍高くなるという報告もあるという。

重症だと、洗面器に顔を突っ込んで寝ているような状態の場合もあるという。

解説してくれたのは、大阪回生病院睡眠医療センターの谷口充孝先生。

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睡眠時無呼吸と睡眠時無呼吸症候群の違い

睡眠時無呼吸は、睡眠中に呼吸が止まった状態。

それにプラスして日中に眠気があったり、高血圧などが合併した病気が睡眠時無呼吸症候群という。

睡眠時無呼吸症候群の診断

健康な人は、仰向けに寝ていても、空気の通り道である気道はしっかり確保されている。

しかし、睡眠時無呼吸症候群の場合、肥満などが原因でのどの奥や舌の根元が垂れ下がって気道がふさがり、呼吸が止まったり浅くなる状態が一晩に何度も起こる。

10秒以上呼吸が止まった状態のことを「無呼吸」、呼吸の深さが通常の半分以下の状態を「低呼吸」というが、1時間あたりの無呼吸と低呼吸の合計で睡眠時無呼吸症候群の重症度が診断ができる。

無呼吸と低呼吸の合計回数が5~14回だと軽症、15~29回が中等症、30回以上だと重症。

どんな人が睡眠時無呼吸症候群になりやすい?

睡眠時無呼吸症候群の原因の第一は、肥満。

肥満があると、脂肪が軌道のまわりや舌の根元などについて、それによって無呼吸が起こりやすくなる。

アルコールは舌の緊張を緩め、寝ているときに舌が下がりやすい。

下あごが小さくて後ろに後退気味の場合も、無呼吸になりやすい。

自宅でできる睡眠時無呼吸の検査とは?

自宅でできる睡眠時無呼吸の検査として、簡易無呼吸検査法が紹介。

病院で受け取った機器を、寝る前に装着するだけ。

腕に本体を、指先にセンサーを、最後に鼻にもセンサーをつけて寝る。

検査が終わったら、検査機器を病院へ郵送するか持参する。

日中の眠気や高血圧などがあり、1時間あたりの無呼吸と低呼吸の合計が5回以上だと睡眠時無呼吸症候群が疑われるので、精密検査である終夜睡眠ポリグラフ検査でさらに詳しく調べる。

無呼吸と低呼吸の合計が40回以上の場合は、早急に治療が必要。

簡易無呼吸検査は、睡眠専門外来のほか、耳鼻咽喉科、呼吸器内科、循環器内科などで受けられることがある。

日中の激しい眠気のほか、睡眠中に何度も目がさめたり、熟睡感がない場合には受診したほうがよい。

治療には、装着したときに下あごが少しだけ前に出るようにしたマウスピースや、マスクを鼻に装着し機械から送られる空気の力で呼吸をしやすくするCPAP(シーパップ)療法がある。

首元にテニスボールで横向き寝に

お酒は寝る3時間前までなどに加えて、改善のために普段の生活で工夫できることとしてパジャマの首のところにテニスボール入りの袋を縫い付けることが紹介。

仰向けになると舌の奥がつまってしまって無呼吸になりやすいので、仰向けを避けるために横向きになって寝る。

そのためには、抱き枕を利用するのもよい。

横向きに眠る習慣をつけるのが大切とのこと。

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