NHKスペシャル 脂肪と筋肉が命を守る

11月5日のNHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク第2集は「脂肪と筋肉が命を守る」と題して、脂肪と筋肉が出すメッセージ物質について。

ただの脂身に見える脂肪が脳をコントロールしたり、筋肉もまた心筋梗塞や糖尿病を防いだりするという。

筋肉も脂肪も臓器。

両方をあわせて、体のおよそ70パーセントを占める大切な臓器だという。

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脂肪が脳に指令

脂肪は脳に対して大切な指令を出しているという。

皮下脂肪や内臓脂肪はただのアブラの塊ではない。

脂肪は、脂肪細胞という生きた細胞の集まり。

脂肪細胞は、食欲を抑えるレプチンというメッセージ物質を出している。レプチンが血管を通って脳の視床下部の神経細胞に届くと脳はもう食べなくてよいと判断するのだという。

脂肪細胞がないと食欲のコントロールができない。

脂肪細胞からのメッセージ物質は600種類もあり、血管を作ったり、敵が来たことを知らせるメッセージ物質もあるという。

筋肉は単に体を動かす物質ではない

人間の体には、全部で400種類もの筋肉がある。

筋肉の細胞は長いもので10センチ以上のものもあり、トレーニングをするとこの細胞が太くなっていく。

筋肉の細胞も、さまざまなメッセージ物質を出しているという。

ミオスタチンというメッセージ物質は筋肉の成長をコントロールし、もう成長するなというメッセージを発している。

そのほかに、がんの増殖を抑えたり、うつの症状を改善したり、記憶力が高まったりする可能性のあるメッセージ物質もあるのではという。

メッセージ物質に異常?

食欲に任せて食べていると、脂肪細胞がどんどん大きくなってレプチンの数も多くなっていくが、血管内に油が多くレプチンが血管から出られず脳に届かなくなったりするという。

食欲がコントロールできなくなりメタボリックシンドロームになると、見た目がわるくなるだけでなく、命に関わる多くの病気を引きおこす。

肥満の人の脂肪細胞からは、脂肪細胞が油を敵と判断してメッセージ物質をあやまって免疫細胞に送ってしまい、活性化した免疫細胞が暴走してしまう。

免疫細胞は本来は私たちの体を守ってくれるが、暴走した免疫細胞は血管の内部の壁に入り込み油を次々を食べ始め、油があまりにも多すぎて、パンパンに膨れ上がった免疫細胞が破裂し血管の壁を傷つけてしまう。

こうして、暴走した免疫細胞は体中のさまざまな場所を痛めつけ、心筋梗塞や脳梗塞・腎臓病・糖尿病などを引き起こしていくという。

免疫の暴走を抑える筋肉

メタボがもたらす免疫細胞の暴走を、筋肉が発するメッセージ物質が抑えてくれる。

最新の研究では、運動するとIL-6 というメッセージ物質が放出され、暴走している免疫細胞に戦うのを止めるように伝えるという。

動かずにいると筋肉からの大切なメッセージ物質がでなくなる。

IL-6は免疫細胞を刺激してしまうと考えられてもきたとのことだが、いずれにしても運動が大事なこととメタボは思った以上に恐ろしいものだということは間違いなさそう。

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