WBS 花王発泡性入浴剤バブ誕生秘話

8月14日のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」で、日本初の発泡性入浴剤・花王のバブのロングセラーのヒミツが紹介された。

健康はあまりテーマとならなかった1970年代後半に、どうして二酸化炭素を溶かす入浴剤が生まれたのか?

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原料を圧縮し錠剤に

バブが誕生したのは、青函トンネルの本トンネルより先に掘る調査用のトンネルである先進導坑が貫通した1983年。

バブの主要原料は、アルカリ性の重曹、有機酸のフマル酸と香り粒。

重曹とフマル酸がお湯のなかで反応し、二酸化炭素の泡が発生するが、粉のままだとお湯の表面だけで反応が起こり二酸化炭素がお湯に溶けない。

そこで、原料をプレス機にかけ数トンの力で圧縮し錠剤にすることで、二酸化炭素がお湯にしっかり溶けるようにした。

きっかけはドイツの論文

花王が入浴剤の開発に乗り出した1970年代後半は、バスクリンとバスロマンなどが先行していたが、一人の研究員がお湯の中の二酸化炭素が皮膚から吸収されると血行が良くなり健康になるというドイツの論文を発見。

しかし、当時、二酸化酸素はサイダーなどに使われるごくありふれた素材で、健康や入浴にはほとんど結びつかず、社内からも疑問視する声が多かったという。

そこで研究員は、普通のお湯と二酸化炭素を溶かし込んだお湯の2つを用意し、左右の手をそれぞれのお湯に入れ2分ほど待った。

手をあげるとどよめきが起こるほど、二酸化炭素を入れたお湯に入れた手のほうが赤くなっていた。

血行促進が彰かに目に見えてわかり、幹部も納得し商品化が進んだという。

価格は1錠当たり82円と他社の8倍だったが、温泉と同じ効能が得られると評判になり、爆発的に売れた。

バブル崩壊で売上は半分になったが、消費者志向にあわせた新商品の開発により、ピーク時近くの売り上げに戻しつつある。

NHKの「ごごナマ」で、クエン酸と重曹を混ぜて炭酸風呂にする方法が紹介されていたが、クエン酸と重曹を混ぜてから溶かすとやっぱりお湯の表面で反応してしまうのかな?

どちらかとしっかり混ぜてから、もう一方を混ぜると入浴剤を使わなくても炭酸風呂ができるのか、理科的になんだか試してみたいような・・・。

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