Eテレ「趣味どきっ!プロの知恵でカラダ喜ぶベジらいふ」
色らいふの2回目は、にんじんとかぼちゃ。
このうち、にんじんについてチェックしておこう。
【関連記事】
・カラダ喜ぶベジらいふ トマトのリコピンは加熱・油で吸収率アップ トマトの夏おでん
・カラダ喜ぶベジらいふ 小松菜は炒める前にごま油を入れて湯通し
にんじんのオレンジはβ-カロテン
カロテンはα,βなど4種類あるが、管理栄養士の本多京子先生によると、β-カロテンがビタミンAに最も変わりやすい。
β-カロテンそのものにも抗酸化作用があるが、体内でビタミンAに変化し、目の疲れを癒し、皮膚や粘膜を丈夫にし感染症を予防する。
β-カロテンは熱や油で吸収しやすく
β-カロテンの吸収率は、生で食べると約30%だが、加熱すると約50%、油で調理すると約70%になる。
にんじんと油揚げの卵煮
千葉県成田市のにんじん農家の料理が紹介。その作り方は
(1)皮ごと粗く切ったにんじんに、油揚げと砂糖、しょう油を加えて炒める
(2)卵でとじて出来上がり
にんじんしりしり
プロが作るキャロットのブイヨン煮に続いて、本多先生おすすめの沖縄の郷土料理「にんじんしりしり」が紹介された。
その作り方は
(1)にんじんを細切りする
(2)フライパンにごま油をひき、にんじんを炒める
(3)にんじんがある程度柔らかくなったら、酒とめんつゆを加える
(4)溶き卵を加えて炒めると完成
かぼちゃの淡いオレンジは?
かぼちゃには、α-カロテン、β-カロテン、ルテイン、ゼアキサンチンなどが含まれている。
α-カロテンは、β-カロテンと同じく体内でビタミンAに変化し、皮膚や粘膜を正常に保ち、免疫力を高める。
ルテインやゼアキサンチンは、目に良い。
若返りのビタミンともよばれるビタミンEも豊富で、抗酸化作用があり、血行をよくする。
かぼちゃとじゃがいものミルフィーユグラタン
プロの料理として紹介された、かぼちゃとじゃがいものグラタンがすごいおいしそうだった。
その作り方は
(1)じゃがいもとかぼちゃを2ミリほどの熱さに切る
(2)ボウルの中に生クリームに入れ、かぼちゃとじゃがいもを加えて生クリームをなじませる
じゃがいもとかぼちゃのでんぷん質を、生クリームに移す。
(3)グラタン皿に、にんにくの切り口をこすりつけ香りをつける
(4)バターを前面に塗る
(5)じゃがいもとかぼちゃを交互に敷き詰める
(6)重ね終えたら、生クリームを満遍なく流し込む
(7)お湯を張ったバットにグラタン皿をおく
(8)160℃に余熱したオーブンに入れる
(9)こんがりした焼き色がつくまで蒸し焼きにしたら完成
じゃがいももかぼちゃも好きではないが、なんかこのグラタンだけは美味しそうなので、忘れないうちに一度試してみよう。