ゲンキの時間 貧血 コーヒーやお茶などのタンニンは鉄分の吸収を妨げる

7月30日の「健康カプセル ゲンキの時間」は、貧血について。

日本の50歳未満の女性の貧血の割合は22.3パーセントで、成人男性も10人に1人が貧血という。

解説してくれたのは、NTT東日本関東病院の臼杵憲祐先生。

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命に関わる貧血も

貧血の症状は、動悸・息切れ・めまいなど。

貧血と言っても、「貧血ですね」と放っておけばよいものから、命に関わるものまである。

貧血の多くは、体から血液が失われることで起こる。

特に女性は月経があるため、男性よりも貧血になる割合が高く、男性の場合は、体の内部で出血を起こす胃がんや大腸がんなどの病気にかかっていることがある。

便から出ていく血便は、目でみてわかればよいが、ほとんどの場合はわからないという。

多いのが鉄欠乏性貧血

貧血にはいくつか種類があるが、中でも多いのが鉄欠乏性貧血。

健康な状態では、血液に含まれる赤血球では鉄分によってヘモグロビンが作られそれが酸素と結びついていて、血管を通り体の様々な場所に酸素が送り届けられている。

しかし、鉄欠乏性貧血になると、鉄分不足でヘモグロビンも減り、赤血球の形も変化。

結果、体中に送られる酸素も少なくなってしまう。

そうなると、少ない酸素を体中に循環させようと、心臓の働きが激しくなる。

その分負担がかかるため、放っておくと心不全を引き起こすこともあるという。

貧血チェックポイント

次の項目のうち一つでもあてはまれば貧血の疑いがある。

・疲れやすい
・眠っても疲れが取れにくい
・階段や坂道で息切れする
・動悸
・顔色が悪い
・脚がむくみやすい
・爪が反り返る
・氷などの固いものや、普段食べないもの(砂・土など)を無性に食べたくなる

診断基準としては、血液中のヘモグロビン量が男性では13g/dL、女性では12g/dL未満だと貧血。

鉄欠乏性貧血の原因としては、体内での出血の他に鉄分の摂取不足があり、偏食の人やダイエット中の人は特に注意が必要。

鉄分摂取推奨量

1日の鉄分摂取推奨量は、30~69歳の男性で7.5mg、同じく女性で6.5mg。

食材としてはほうれん草が思い浮かびがちだが、ほうれん草には鉄分の吸収を妨げるシュウ酸も多く含まれている。

ほうれん草よりも、小松菜がおすすめ。

同じく鉄分の豊富な、レバーやひじき・かつおなどとバランスよく食べるのがポイントという。

飲み物にも注意が必要。

コーヒーやお茶、ワインにも含まれているタンニンは、鉄と結びついて吸収を悪くする。

それに対し、鉄分の吸収をよくするのがビタミンC。グレープフルーツジュースなどを食事と一緒に飲むと効果的とのこと。

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