みんなの家庭の医学 物忘れ改善トレーニング、ラダーレース・30秒しりとりステップ

2017年5月6日のBS朝日「みんなの家庭の医学」は、地上波で2013年6月に放送されたもの。

アルツハイマー型認知症の原因といわれるアミロイドβが多くてもBDNFという物質が多ければ認知症になりにくく、そのBDNFを増やすのに効果的と思われる方法が紹介された。

解説してくれたのは、国立長寿医療研究センターの島田裕之先生。

スポンサーリンク

2つのことを同時にできない人は、認知症の危険が7倍

あることに気を取られ、今までやっていたことを忘れてしまう。それが頻繁に起こるのは、著しい認知機能の低下を表している。

そして、こういった認知機能の低下の著しい人は、認知症の発症リスクが、症状がない人に比べて7倍も高いという。

認知症予防には海馬をしっかりさせる

アメリカ・ミネソタ大学で30年ほどにわたって修道女の協力を得て行われている「ナン・スタディ」によって、亡くなった後に脳を解剖し認知症を発症している人と発症していない人の差の研究が行われている。

それによると、アミロイドβが大量にあるにもかかわらず認知症が発症しない人は、海馬の神経細胞が肥大していたという。

認知症を予防するためには、海馬をしっかりさせればよい。

この海馬を肥大させる物質として、BDNF(brain-derived neurotrophic factor)という液性たんぱく質がある。

このBDNFを増やして海馬の肥大を促すと、物忘れを改善し、ひいては認知症を予防できる可能性があるという。

BDNFを分泌させる生活習慣

物忘れ改善物質BDNFを分泌される生活習慣は2つ。

(1)運動

脳にアミロイドβが溜まっていても認知症にならなかった修道女たちは、エクササイズバイクなど様々な運動を定期的に行っていた。

反対に、運動量が少ない人に認知症が認められたという。

運動で筋肉が収縮すると、IGF-1というホルモンが分泌され、これが海馬におけるBDNFの発現に影響しているのではないかと考えられている。

(2)頭のトレーニング

脳にアミロイドβが溜まっていても認知症にならなかった修道女たちは、カードゲームなど、頭を使う娯楽を楽しんでいた。

島田先生は、運動と頭のトレーニングの2つを取り入れた、物忘れ改善&認知症予防トレーニング法を開発し、愛知県大府市ですでに結果を出している。

海馬が衰えると暗算がうまくできなくなる。

64から7と9を交互に引く暗算テストで、認知機能を調べたあと、物忘れ改善トレーニングが紹介された。

ラダーレース

運動と頭のトレーニングの2つの要素を取り入れたものが、ラダーレース。

(1)基本は、1マスにつき4歩のステップを踏んで進む

(2)毎回ステップパターンを変え、その通りに動く

たとえば、「2536」のステップパターンでは、行きは2歩目と5歩目をマスの外に、それ以外はマスの内側に足を着く。

帰りは3歩目と6歩目をマスの外に足を着く。これをリレー形式でレースのようにして行う。

ステップのパターンを変えることで、常に頭で考えながら運動できるというが、みなさん子どもと同じくらい速くてびっくり!

ラダーがないけど、あってもここまで速くは出来そうにないな・・・。

もっとも、このラダーレースに限らず、認知症予防のトレーニングはすぐにできるならトレーニングにならず、うまくいかなくても続けるのが大事。

このあと、家庭でも1人でもやる気さえあれば続けられるトレーニングが紹介された。

30秒しりとりステップ

高さが10~20センチの踏み台を用意。無い場合は、階段を使って、踏み台昇降運動をしながら一人しりとりをする。

足の動きは、右足で上がって左足で下りる。

童謡「うさぎとかめ」ほどのテンポで踏み台昇降運動を行い、しりとりをする。

しりとりの言葉が出ない場合でも、止まらずに踏み台昇降運動は続ける。

転倒防止のため、手すりや壁などに手をつきながら行う。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

関連コンテンツ