世界一受けたい授業 2/25 もし家族ががんになったら、不安の原因を一緒に探す

2月25日の「世界一受けたい授業」の5時限目は、がんについて。

身近な人ががんになる確率はおよそ50%。日本人の死亡原因1位の最も身近な病気。

がん患者には3つの大きな負担があるが、それを大きく軽減する方法を、埼玉医科大学国際医療センターの大西秀樹先生が解説してくれた。

世界一受けたい授業 2/25 自分で心を手当てする方法 大きな失敗は笑い話に

スポンサーリンク

家族より先に本人に告知

現在では、本人より先に家族に告知することはないと言う。

本人への告知が遅れると、病気に対するショックよりも家族に仲間外れにされたショックのほうが強かったりして、家族への不信感や疑心暗鬼になってしまう。

病気を告げると患者本人が積極的に治療に参加し、家族も隠し事をしていないので精神的な負担が軽くなり、看病に専念できる。

「頑張れ」と励まさず、不安の原因を一緒に探す

とはいえ、告知直後の患者は衝撃や不安・絶望で、精神的に不安定な状態が2週間ほど続く。

こんなときに家族は「頑張って」などと、むやみに励ましてはいけない。

家族は患者に寄り添い、不安の原因を一緒に探すのが良い。

家族が不安を1つ1つ聞いていくことで、患者本人の感情が整理されて不安を取り除くことができる。

家族は普段通りの行動をする

告知から2週間ほど経って立ち直ったがん患者が喜ぶことは、家族が普段通りの行動をすること。

患者にとって、家族に負担をかけていることが何よりもつらく苦痛なこと。

家族が今まで通りの行動や接し方をしてくれることを、患者は一番望んでいるという。

がん患者の大きな3つの負担

がん患者の家族は「第2の患者」と呼ばれている。

(1)肉体的な負担
(2)精神的な負担
(3)経済的な負担

これらが重なって、およそ30%人が、うつ状態やうつ病を発症するという報告もある。

高額療養費制度

経済的な負担は、想像する以上に、家族にとっても深刻な問題となっている。

年齢や所得に応じて医療費が戻ってくる制度が、高額療養費制度。

申請先は、健康保険証に記載されている。

領収書、保険証、印鑑、振込口座のわかるものが、申請に必要。

会社に勤めている人は、会社に報告すれば手続きを行ってくれる場合もある。

経済的サポートをしてくれる傷病手当金

高額療養費制度の他にも経済的サポートをしてくれる制度が、傷病手当金。

病気やけがで仕事ができない場合、給料のおよそ3分の2を保障してくれる制度。

支給期間は最長1年6か月。これも、保険証に記載されているところに申請する。

先進医療特約付き保険

がんによっては健康保険も使えず、1000万円を超える高額な医療費がかかることも。

そんなときに助けてくれる民間の保険が、先進医療特約付き保険。

毎月の保険料に100円をプラスすると、最大2000万円の医療費を保障してくれるものもあるという。

他にも、掛け金は割高になるが高額な自己負担額の手助けになる、医療費告知後に入れるがん保険もあるという。

生活の質を上げるQOLとは

QOL(クオリティー・オブ・ライフ)は生活の質のことで、患者本人が最期のときまで満足した人生を送ろうとすること。

病院での治療をやめ家族と過ごすために自宅に戻る人もいるし、抗がん剤で最期まで闘う人もいる。

1人で抱えこまない

がん患者をサポートする場合は、家族の看病はもちろんのことだが、1人で抱え込まないで、医師や看護師、友人や同僚などにも頼ってサポートを分散することも心がけるとよいとのこと。

1年半前に母の大腸がんがステージ4で見つかったときには、本人に告げるかどうかをお医者さんに聞かれたのだけれど、医者に告知してもらう前に隠せないと思って自分で本人に伝えてしまった。

それからルールが変わったのかな?

いずれにせよ、「家族を呼んで」と言われたらほとんどそんな状態であることは間違いない。

普段通りの生活はまったくできず、あたふたしているだけであっと言う間に亡くなってしまった。

離れて暮らしていたとはいえ「不安の原因を一緒に探す」なんて、ぜんぜんできなかったな・・・。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

関連コンテンツ